『ときめき昆虫学』

あなたの中に眠る「虫スイッチ」を押す一冊、、、ということで出されたこの本。

虫が好きでない人の中にも、そのスイッチはあって、ちょっとしたことで、
そのスイッチは押され、「虫はあんまり好きではないのですが、美しいですよね~」と
言うようになる。
そんな人たちが、素晴らしい虫作品を作り出すこともあるのだから、
虫に対するアクセス方法は、いろいろである。

であるならば、そのスイッチ、押してあげようじゃないの!というのが、
著者のメレ山メレ子さん。
・・・というか、
ご自分の虫スイッチ、押しっぱなしになってないですか~、メレ子さん!(^◇^)

ときめき昆虫学ときめき昆虫学
(2014/04/06)
メレ山メレ子

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さて、この本を、すでに虫スイッチが入った人が読んだら、どうなっちゃうのか。

たとえば、私の場合は、こうである。

読んでも読んでも、そのお話にまつわるいろいろなことが思い浮かんできて、
妄想の世界に旅立つことたびたび。目は文字を追っているものの、
内容は読んでおらず、ハタと気が付くと、「あれ、どこから?」と
また戻って読みだす始末。

お蚕さんのエサの桑の葉を探し求めるくだりでは、ウチの近所の桑は
どこにあったっけ…?と近くの公園を思い出してみたり、
湿地でウエーダーを着てゲンゴロウを探すお話では、
ウエーダー欲しいなぁ、そういえば、この間の湿地、よさげだったよな…
と、過去の観察行きに思いを馳せたり。

各章のトップページの品々もメレ子さんの写真も素敵である。
メレ子さんの「胸の高鳴り」に同調して、ワクワクドキドキも激しい。
「面白くて、すぐ読み終わっちゃいました!」という読者が多いのに、
なかなか読み終わることができないなんて、これは、どうしたことか。^^;

とはいえ、この妄想紀行が楽しいこと、この上ない。
行ってみたい、やってみたいという欲求が湧き、元気がでる。
すでに虫スイッチの入っている人でも、さらにどこかのスイッチが入る。

今日も、野に出て、虫探ししてきた。
今日は、見つけたかった虫を神がかり的に発見。(自分で言うな!)
何のスイッチがはいったのだろうか…。(^◇^)


       2014.5.2
  1. 2014/05/02(金) 01:37:15|
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散歩で見つける虫の呼び名事典

表紙散歩で見つける
虫の呼び名事典

(2013/07/02)
森上 信夫

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また、新しい本が出たので、ご紹介です。

身近な昆虫を「白バック」で撮影し、自然のなかでの生態も紹介しつつ
その名前の由来について、著者である森上さんの私的見解も交えながら、
説明されている面白い本です。
私も、虫の名前を調べ始めた頃は「この名前、いったいどこが区切り?!」と
思ったこともありましたが、その頃に、この本があったら良かったなと思いました。

私のお気に入りは、裏表紙。
ここでは、紹介できないので、店頭でご覧になっていただきたいのですが、
2匹のカマキリが、向かい合って、拳法してます。
あと、PHOTO INDEX。
いわゆる索引なのですが、虫の画像を使っていて、楽しいページです。
スズメバチのページも、スズメバチは怒っているのでしょうけど、ユーモラスな姿で
クスリと笑ってしまいます。

さて、この頃、訊かれるので先にお話しておきますと…。
今回の本では、私の実家で採集したジグモが載っています。
同様に、「あ、これはオレが送った虫だ!」って方、いるのではないでしょうか?
自分が送った虫モデルが掲載されるのって、なんだか、嬉しくなってしまいます。^^V

                                     2013.7.12
  1. 2013/07/12(金) 23:32:03|
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日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑)

日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑)日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑)
(2013/04/15)
槐真史   編
伊丹市昆虫館   監修

文一総合出版

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春なので、虫業界は出版ラッシュのようです。
今度は、日本の昆虫1400の①が出版されました。
虫だけでなく、生き物や植物も、これからがシーズンですものね。

この図鑑は、2冊セットのようで、2冊で1400種(①だけでは700種以上)が掲載されていて、ポケット図鑑シリーズでは、ダントツの種数です。
今回は、その①。
種数が多いのに、すべて生きたまま、白バックで撮影されているところなど、
伊丹市昆虫館さんの威力を感じずにはいられません。

また、コラムや同定のポイントなど、虫観察で知りたいところがわかりやすく記載されていて、かつ、小振りな大きさなので、旅のお伴や散歩のお伴によいのではないかと思います。


ひとつ、個人的お知らせです。
最初の部分には、図鑑のアイコンなどの解説があるのですが、そこも確認されると良いと思います。
U-SPEAKを持っていると鳴く虫の音声を聞くことができるようで、その方法が書いてあります。
お持ちでない方は、ネットで聞くことができ、その方法も書いてあります。
せっかくの機能なので、帯に書いてあるとよかったのではと思ったりしました。^^


アオシャクのページ、綺麗ですよ~。
  1. 2013/04/14(日) 22:17:40|
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孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)
(2012/11)
前野 ウルド浩太郎

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最近は、いろいろな研究者のみなさんとお会いすることが多く、
ぼ~っとしていた私の脳を刺激してくださり、とても嬉しいことであります。

著者のバッタ博士こと、前野ウルド浩太郎さんも、そのうちの一人でして、
お会いする前から刺激を受け、お会いして刺激を受け、本書を読んで刺激をうけたのでした。

この本は、バッタ博士がサバクトビバッタにひとかたならぬ愛情を注ぎ、
「穀物を食いつくすバッタの群れ」とならないようにはできないかを研究した愛の記録なのではと思う。
本文では、研究の過程を追いつつ、試行錯誤の作業を割とサラリと書いてくださっているのですが、実は、たいへんだったのではと思うと、バッタ博士、スゴイよ!と言いたい。
研究というのは、テレビなどで華々しく報道されるものは、ごく一部の結果のみで、実は、ほんとうに地道な事例の積み重ねと、それを数値化する作業によって成り立っているのだなぁと感じました。

さて、モーリタニアでは、孤独相だったと思われるバッタ博士。
昆虫大学で群生相の中にはいり、いかがでしたでしょうか?
何か変ったでしょうか? 変わるためのアイテムは、きらびやかな都会のイルミネーション?匂い?接触刺激? なんでしたでしょうね? ^^
また、孤独相に戻られたようですが、都会で受けた変化はどれだけ持続するのでしょう?
昆虫大学では、ほんの少ししかお話しできなかったので、またお会いできるのを楽しみにしています。
サバクトビバッタの研究、がんばってくださいませ。


   2012.12.9
  1. 2012/12/09(日) 12:58:41|
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アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)

アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)
(2012/09)
丸山 宗利

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今だから告白するけど、私は、この本の著者の丸山宗利さんをWEB上では、だいぶ前から知っていました。
虫仲間の遊星人さんから、「この人のブログ、面白いよ」って「斷蟲亭日乗」(前はちょっと違う名前だったかな)を教えてもらったのです。
うっすらした記憶によると、その時、丸山先生は、アメリカに行ったばかりだったか、その前だったかと思う。
で、ブログを何度か拝見したあと、私も忙しくて、すっかり見ることを忘れてしまっていたのだが、ある日、丸山先生が「ツノゼミ ありえない虫」を出されたのをきっかけに、「そういえば!」と思い出したのであった。

ツノゼミ ありえない虫ツノゼミ ありえない虫
(2011/06/23)
丸山宗利

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虫の形が好きな私にとって、ツノゼミの写真集は、たまらなく、すごいすごいと言いながら見たのでした。

話が戻りますが、嬉しいことに、その後、お会いする機会があり、
その時に「アリの巣をめぐる冒険」を出されたと聞いたのでした。
早速買って読んでみると、まず、アリの巣を掘りたくなる欲求が湧き、
アリをめぐる虫(特にハネカクシ)の観察をしたくなる欲求が湧き、
さらに、いかに自分がきちんと観察をしていなかったかを知り、
改めて、いろいろと真摯に観察(素人観察ですが)をやり直したい欲求が湧いてきたのでした。

寒くなってきて、雪が降るかもしれない今に読んでしまったことを、ちょっぴり後悔。(笑)
はやく暖かくならないかな~!


  2012.12.2
  1. 2012/12/02(日) 22:29:16|
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