先日の関西行きで、キベリハムシを見せていただいた。
もともとは、中国などの虫だそうで、1933年頃から、関西で発生しだして
今に至る、、、ということらしい。
13~15mmと、ほかのハムシよりも2まわりくらい大きい印象である。

成虫・幼虫とも、ビナンカズラ(サネカズラ)を食べるということで、
連れて行っていただいたところも、ビナンカズラのあるところ。
今回は、成虫の時期に行ったので、幼虫に食べられ、成虫も
食べている時だったので、こんな感じ↓であった。 スゴイ・・・。

キベリハムシは、不思議なことに、上翅がへこんでいるものが多かった。↓
最初は、へこんでいることがこの虫の正しい形なのかと思ったけれど、
探すと、たまに、1枚目の写真のようにツルっとしているのもいるので、
どうも、何らかの影響で、そうなってしまっているようなかんじ。
脚先、触角の先は黒い。上翅は、本当は藍色である。(うまく撮れていない)

わたしたちが写真を撮っていると、この虫を研究している方がいらして、
詳しいことを教えてくださった。
卵越冬だそうで、ビナンカズラの枝についていたカマキリの卵のうを
5ミリくらいにしたようなものがこの虫の卵のうだそうだ。
よく見ると、穴があいているものがあり、それは、春に孵化した幼虫が
脱出したあととのこと。

家に帰ってから調べたところ、、、
春に、ここから脱出し、ビナンカズラをムシャムシャと食べ、1か月くらいかけて5齢になって、そして十分食べたら、土に潜って1か月くらい前蛹で待機したのち、蛹になり、6月~7月に羽化してくる、、、という運びのよう。
羽化した成虫は、ムシャムシャとビナンカズラを食べつつ、枝の股のあたりに
1粒で25卵程度の卵のうを3~5個作るらしい。
教えてもらったおかげで、卵がわかるようになり、いろいろなとこについているのを発見。
「あ、ここにもあるっ」と触ったところ、フニっとした感触が!(うひぃ)

ゲホウグモを掴んでしまった・・・。
ゴメンね、ゲホウグモ! ^^;
※ビナンカズラ(美男葛)、、、その昔、整髪料に使われていたから。
※サネカズラ(実蔓)、、、こちらが正式名称。赤い実がたくさん成るから(?)
※ゲボウ→ゲホウにしました。
2015.8.4
- 2015/08/16(日) 00:51:11|
- 虫など
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このゲボウグモの生態写真もっと見たいなぁ・・・・・
- 2015/08/28(金) 22:13:54 |
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- itsuki #6lkDLSPI
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ゲボウグモ、違う向きから見ると、違ったもののように見えました。
たくさんはないけど、次回、載せますね。
- 2015/08/29(土) 12:38:39 |
- URL |
- そよ風ふく #q4Wv./JA
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