虫の本は、虫が増えてくるこの時期に続々と出版される傾向がある。
これからの季節に使ってもらうためなのであるが、どれも欲しい私としては、
ちょっと大変である。
そんな中、こんな本が届いた。ありがたいことである。(笑)
『ポケット版 身近な昆虫さんぽ手帖』 森上信夫 (著・写真)
届いて、すぐに、表紙のキレイな写真に驚いた。
ポケット版なのに、存在感十分だ。
表紙カバーの折り返しにある著者近影も、おっさんがキレイな風景の中、
カマキリと一緒に写ってらした。
ネットで見ると、この表紙のキレイさは、半減してしまっているように
思うので、みなさんには、ぜひ、店頭でご覧になって欲しいです。
さて、中身だが、「名前の由来が楽しくわかる!」と副題があるように、
解説文は既定の8行をしっかりと使い切って、一つずつの虫、それぞれの
名前の由来や特徴、生活の様子が白バック写真と自然の中での写真の
2枚とともに書かれている。
虫の解説は、書き出すとキリがないくらい書くことができると思うのだが、
本書の解説は、その虫のことを凝縮して解説してあり、アロマテラピーなど
でいうところの精油のようなものと言える。
読み進めるごとに、著者が観てきた虫たちの様子が目に浮かぶようで、
1冊丸ごと、一気読みであった。
「散歩で見つける 虫の呼び名事典」、
「調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑」と
虫の名前をテーマに本を作ってきた著者ならではの本というところでしょうか。
とても楽しく拝見させていただきました。
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『ポケット版 身近な昆虫さんぽ手帖』 著者のプログはこちら→
「昆虫写真家・森上信夫の ときどきブログ」 おっさん(著者)の面白さを知りたい人にはこちらの本→
「虫とツーショット」
- 2017/06/09(金) 23:41:08|
- 本の紹介
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