山口進さんと「珍奇な昆虫」 

子供のころ、大変お世話になった学習帳。
あの頃は、色鮮やかな蝶や大きなカブトムシを眺めては
どんな所でどんな人がこの写真を撮ったのかしらと、
解説を読みながら、思いを馳せていた。
そして、いつしか、ヒゲもじゃでマッチョなカメラマンが
泥まみれになって、山奥で撮ってきたのだというイメージが
わたしの中で出来上がってしまったのであった。

山口進さんにお会い出来たのは、割と最近のことで、
知人が山口進さんのお宅に伺うのに同行させてもらった時が最初かと思う。
事前に「学習帳の方」と聞いていて、緊張しながら伺ったのだけど、
にこにことお迎えくださり、わたしのような者にも、優しく接してくださり、
以降、大変お世話になってしまっている。

さて、ヒゲもじゃマッチョのイメージは、違ったけれど、
泥まみれになって、山奥で撮ってきたのには違いがなかったなと
ご著書を読んでいくうちにだんだんわかってきた。
だんだんわかってきたと言うくらいなので、今一つ、ぴったりと
来ていなかったのだけど、今回新しく出された「珍奇な昆虫」を
読んだら、やっぱり、大変な思いをして、危険な地域や遠い場所に
いらっしゃったのだと、よくよく分かった。

珍奇な昆虫

「珍奇な昆虫」は、「私的昆虫記」とおっしゃられている通り、
山口進さんが好奇心をフル稼働させて、世界各国の昆虫を訪ねて行った記録である。
写真を撮りながら、昆虫の生態をじっくりと観察し、謎を解いていった
とても面白い話がたくさん記録されている。
そうだったのか!と驚くようなことがたくさんある。
それぞれに特有の不思議があるのだけど、それはどうやって受け継がれているのかなどと考えると、またまた、新たに好奇心がわいてきて、夜も眠れなくなる。
私は眠れなくなるだけだけど、山口さんは、いろいろな不思議を好奇心に突き動かされて、見に行かれるのだろうな。

というわけで、お会いして世界の虫の話を伺いたくとも、世界のあちこちに取材に出かけていらして、なかなかお会いできないのであった。
もしかして、「珍奇な昆虫」は、世界の虫の話を聞きたい私たちのために書いて下さった本なのかな。

amazonは → こちら

山口進さんのブログは → こちら

※大変恐縮しているのですが、「はじめに」の中に、私の名前を載せていただきました。
  1. 2017/03/14(火) 00:03:51|
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調べてみよう名前のひみつ昆虫図鑑

すでに、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、先日、
「虫とツーショット—自撮りにチャレンジ! 虫といっしょ」という本を出された森上信夫さんが、続いて、もう1冊、今度は児童書を出されました。
「調べてみよう名前のひみつ昆虫図鑑」という本です。

昆虫図鑑 (調べてみよう名前のひみつ)

森上さんの写真は、とてもきれいで、私はファンなのですが、
その素敵な写真がたくさん掲載されていて、とても、美しい本となっています。
それぞれの虫のかわいさや美しさを引き出して撮るコツを教えていただきたいものです。

105種類の虫の名前のひみつが載っており、こちらも楽しいのですが、
ところどころにあるコラムページには、私の好きなカメムシがたくさん載っている「カメムシコレクション」や、楽しい「英語でクイズ、何の虫?」、大きさの違うカマキリを比較している「名前でわかる虫の大きさ」などがあり、
いろいろなことを楽しみつつ、識ることができて、うれしい本です。

2冊続けて本を出すのは、とても大変だったと思います。
そこらへんのご苦労など、7/28(火)のトークイベントでうかがえたらな~と
思っております。

トークイベント 「直球と変化球 ― 森上信夫、2冊の新刊を語る」 は、
7/28(火)にジュンク堂池袋展で開催されます。
お相手は、鈴木海花さん
私も、申し込みをしました。よろしかったら、会場でお会いしましょう!!
ご案内はこちら

写真展「虫を感じる。虫を識る。森上信夫写真展」も開催されます。
ご案内はこちら

森上さん、楽しみにしてますので、よろしくお願いします!!
→森上信夫さんのブログは、こちら
  1. 2015/06/26(金) 06:42:18|
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虫とツーショット—自撮りにチャレンジ! 虫といっしょ

ちまたでは、ブームとなってきた自撮り。
友達や家族と一緒に撮るのは、よくある話だけど、
「虫といっしょ」って・・・、ええ~!?(@@)

ということで、今回は、私の衝撃度を現すべく、大サイズの画像で
紹介します。(笑)
「虫とツーショット」
 ※amazonへのリンクは、こちら

表紙が顔ばっかりでビックリしたのですが、中身は、、、
やはり顔が・・・。(笑)
しかしながら、虫と会話をしながら、なんとも幸せそうなお顔であります。
ねこ耳のトビモンオオエダシャクの幼虫とのツーショットは、
なんとも微笑ましいツーショット。^^
中身を見ながら、私も、口をとんがらかしたり、ニッコリしたりしてしまいました。
著者紹介のところに、恥ずかしがり屋って書いてあるのになぁ。

で、すごいと思ったのが、これ全部自分で撮ってるのですよね!
いや、自撮りだから、当然そうなのですが、どうやって撮ったのだろうと
興味が湧いてきます。
本書には、そこらへんのことも書いてあります。

著者とは、よく野山に同行することがあるのですが、コレを撮っているところは見たことがありません。
密かに、こんな面白いことをやっていたなんて・・・。
そして、今度、自分でやってみようかな、、と思ったり。(笑) 

池袋ジュンク堂での写真展・トークショウなど、著者・森上信夫さんの
イベントがあるそうです。

 トークショウ:
「直球と変化球 ― 森上信夫、2冊の新刊を語る
~『虫目のススメ』著者・鈴木海花が訊く制作秘話~」


写真展:
「虫を感じる。虫を識る。森上信夫写真展」

ぜひ、ご覧になってください!


                      2015.5.25


  1. 2015/05/25(月) 00:00:00|
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巨大仏巡礼

ブックレビューが続きます。

私の友人、クロスケさんが、「巨大仏巡礼」という本を出しました。

クロスケさんと初めて会ったのは、8年前かしら。
インターネットで知り合いました。(怪しい!笑)
「ド」が付くくらい写真の素人だった私たちが、
あろうことか、有名写真家さんたちと一緒に、写真展に出品させていただくことに
なった。

その写真展のある日、クロスケさんと一緒に当番をすることになって、
そこで初めてリアルにお会いしたのでした。
その名の通り(?)黒くて大きなクロスケさんが受付にいると、迫力であった。
その頃は、確かに、ガテンな兄さんだったはず。

身の程知らずな私たちは、2回ほど、写真展に出させていただきつつ、
「いつか、みんながあっと言うようなビックな写真を撮ろうぜ!」
と、密かに誓い合ったのでした。
それから幾年月、クロスケさんは、どんどんビックになっていき、
とうとう、大仏になってしまいました。  
とうとう、大仏の本を出してしまいました。

巨大仏巡礼巨大仏巡礼
(2015/01/31)
クロスケ

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「巨大仏巡礼」は、クロスケさんが、日本全国を巡りながら取材してきた大仏たちの
集大成ともいえる本。
日本全国、1周じゃ足りず、2周も巡って、まだまだ足りず、好奇心の赴くままに取材し、
大仏たちの面白さを余すことなく語っているクロスケさん、頑張りました。

デカイだけで語るのではなく、造った人の気持ちを推測し、ガテンらしく、データを取り、
材質まで語る。
大仏をあらゆる方向から観察し、書き込んであるので、とても面白い本となっている。
ギネスに認定されている牛久大仏は、クロスケさんから初めて教えてもらった大仏。
浅はかな私は、これだけ大きいと、頭のてっぺんがハゲていても、わからないよな・・・
と密かに思っていたのだが、こんな考えも払拭するように、頭の上からも取材!!

一度、書店で見てみてください。買って帰って、じっくり読みたくなるでしょう。
そして、「この大仏、見てみたい!」と思うでしょう。(笑)

2015.2.23


追伸 :
 お台場のカルカルで、クロスケさんが3/1(日)に「巨大仏ナイト!」をします。
 ぜひ、面白い解説&取材話をご覧になっていただきたい!→こちら
 
  1. 2015/02/23(月) 23:12:09|
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ハ~ムシ、ハムシ、ハ~ムシ、ハムシハンドブック、ハムシ

ハムシハンドブックハムシハンドブック
(2014/08/11)
尾園 暁

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春は、なぜか、ハムシが気になる季節であった。
ヨモギにいるのは、ヨモギハムシ、ハンノキにいるのはハンノキハムシ、
エノキにはエノキハムシ、、と、実にいい加減に、居た植物の名前をとって
ハムシの名前としていた私。
だって、詳しく調べていくと、よくわからなくなっちゃうんだもの、、、

そんな春から首を長くして待ちこがれていた詳しいハムシ専門のハンドブック。
とうとう、クビナガハムシになってしまうのではと思っていたところ、
やっと、出版されました。\(^o^)/

ハムシはサブネームが多く、しかも、同じ種なのに違う色柄だったりの
変異が多いこと!
変異の種もそれぞれの色柄を掲載していて、詳しいです。

最初の方には、「実物大ハムシ一覧」があり、実物大の写真がズラ~りと、
掲載してある。
あまりに小さくて、私の目では区別が付かないようなものまで、
丁寧に写真を撮り、1枠を与えての一覧表である。
もちろん、各ページにも、ミリ単位のスケール付きで実物大が。

サイズがわかるということは、虫探しや名前探しには重要なポイントで、
非常に小さいけれど、美しいので写真が拡大されている虫は、
大きい虫とイメージされてしまいがちだけど、そういうことがないようになっている。

そして、色についても、おそらくは、実物と違いない色となっていると思われ、
全身ピンボケなしの深度合成という技術を駆使しての拡大写真もありがたく、
虫ファンとしては、非常に嬉しいハンドブックとなっています。

尾園暁さんの「日本のトンボ」に続く、渾身の1冊、お勧めです!




日本のトンボ (ネイチャーガイド)日本のトンボ (ネイチャーガイド)
(2012/06/29)
尾園 暁、川島 逸郎 他

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  1. 2014/08/09(土) 00:23:46|
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